T点観測

20代後半、元スロ生活者。現在はサラリーマン兼業スロ生活者。

留年時代の友達1

前々からブログを書こうとは思っていたもののなかなか手に付かず。
そんな時に大きな出来事がありました。

本来は興味を持ってもらうために簡単な自己紹介から始めるべきだと思うのですが、
そんな自己紹介よりも先に書きたいことがあるので、そちらから書いていきます。


もうすぐ30になる年ですが、
良い意味でも悪い意味でも、今の自分を作っている留年時代の話を書いていこうと思います。


僕の留年時代は決して誇れるものではなく、
毎日、パチンコ屋に朝から並ぶ、狙っていた台が良い台(出る台)であれば、
終日その台をずっと打ち続けるという生活をしていました。
※並びが朝8時から、開店は10時で閉店は23時。
パチスロ稼動が終わったら、明日のために簡単に閉店時のデータチェック。
終わったら、いつもと同じ居酒屋で一人酒。
留年している分際でよくそんな生活してるな、まじめにせーやと言われるような生活をしていました。

いつも通っていた店では癖はある程度パターンが決まっていて、
10台あれば、3つくらいに候補を絞ることは出来ていました。
そんなときに自分と狙いが被るやつに出会うわけです。
その子の事をOと呼びます。

見た目は同い年くらい。
考えることも同じようで、僕が絞った3番候補までに座るので、
イベント日ではどちらかがいい台を掴むといった具合でした。

ちなみにOのことを意識するようになってすぐに話すようになることはありませんでした。
お互い通路で鉢合わせになったときに、道を譲る程度に会釈をするといった仲。
ライバルと言う気持ちはあるけれども、
そこまでいけすかない奴ではないなとお互いに思ってるような関係だったと思います。


ある月に狙いが被ってほとんど良い台を掴めずに収支が上がらないことがありました。
バイトをせずにギャンブルって生活費を賄おうと考えていた僕にとっては一大事です。
一方でOも一時期ほど良い台を掴めているようではありませんでした。

そんなある日、
開店待ちをしている際にいつものようにOがいます。

「あのすみません。いつも狙いが大体同じですよね。
考えること一緒だと思うし、二人でノリ打ち※しませんか?」
僕はOに話しかけてみました。
※ノリ打ちっていうのは二人で勝ち負け折半にすることです。
 どちらかがある程度狙い台絞れてて、狙いが被るようなら
 そうする方が効率がいいです。
 (片方が良い台と分かったら、もう一方は悪い台のため。)

Oも同じことを思っていたようで、この話に乗ってくれました。
話を進めていくと、Oは同い年で大学は違うけれども、同じように留年。
僕と立場が一緒のなんともけしからん大学生でした笑

Oには幼馴染のAがいて、
Aは高校を卒業してからバイトを掛け持ちして生活している社会人でした。
そのAも含めてのノリ打ちパチスロ生活が始まります。

(つづく)